前原国交省の国直轄ダムの一時停止。・・・に関する記事

質問
前原国交省の国直轄ダムの一時停止。前原さんってダムバスターですか?そもそもダムってそんなに簡単に止められるものなんですか?不要不急の事業?治水、利水とかってもはや(もともと)存在していなかったの?来年も大雨で鉄砲水出ると思いますが、いいのでしょうか?

回答
新規ダムは現在不要です。現状で十分足りています。 ダムの是非は以下のようになります。難解ではないので、この際しっかりとダムについて熟知ください。 論点にはまず治水として、次に利水としては原発のようなエネルギー施策も同時に論じる必要があります。 治水から見た場合、ダムは満水の状態では治水機能は発揮しません。ダムが「空」になればなるほど、上流からの流れをせき止めて洪水を防止します。一方、利水という立場、上水源で見た場合、空ではだめで「満水」にし、渇水時に水源利用したいのが目的です。既にこの時点で矛盾が生じます。もちろん、空にすれば、電源としての水力発電もできません。なお、ダムから行われる水力発電は原子力発電のよくて1割もありません。これに数千億かけるより、数十億かけて原子力発電所のタービン効率を上げ発電能力を同能力を稼ぐほうが、桁違いに効果が高いものになります。(原発が最高とは言っていません。原発は国連で決定的な温暖化防止方法とは認められていません。) この治水と利水の矛盾が端的に出たのが、新潟豪雨です。当時ダムは満杯で、治水機能は発揮せず、洪水を招きました。 この治水機能を有意義にするために、国交省は「事前放流」、つまり豪雨が起きそうな場合、事前にダムを空に近づける作業としてゲートを空けるのですが、この豪雨予測が実に難しい。万が一失敗すれば、上水貯水量の減少を招くため、おいそれと放流できないのです。 更に、ここ数年で自治体所有のダムが電力会社にタダ同然で売られています。もとは「絶対必要だ」と叫んだダムが、いつの間にやら「頼むから誰か買ってくれ」となっているのが実情です。 また、ダムは20年で砂で一杯なり、現に多くのダムでダムをバイパスするトンネルを作ったり、ダム上流にまた小型ダムを作ったり、砂を除去する設備投資が永続的に、多額の設備投資(税金)が必要です。逆に、ダムによって砂がせき止められ、河口に流れないために海岸の浸食が静岡等全国で起きています。(いやみに、海岸侵食しないために砂を税金で買って海岸に撒いているんですよ。ダムがなければ、こんなことも必要ありません。) ダムを毎年維持する基本的な維持費も莫大です。人件費やら草刈、道の手入れの「堰堤維持費」やら・・・国交省の予算要求は この規模なら毎年数億はくだらない。これに長野原町はありつきたい。長野原町長の本音ではないでしょうか。 次に、ヤンバダムはどれだけ関東地方に恩恵をもたらすのか、を考えると、洪水については前記のとおり、意味を成しません。それより、ゲリラ豪雨対策で都市部の被災箇所の透水舗装や雨水浸透、流下能力の拡大を行うべきです。 上水利用についても、ヤンバダムが計画された当初とは異なり、今後の上水利用拡大は見込めません。また、当時から比べ関東一円のダム個数は増えています。たとえば、埼玉の三浦ダム、滝沢ダム等、ここ数年でこれだけ規模の大きなダムが増加し、東京近郊地下に巨大な貯水システムを構築している中で、過去数十年関東では深刻な水不足などおきていません。また、最近はボトルウォーターといって、水は蛇口から買うものではなく、流通商品としても普及し、これは、端的に「水が余っている」という確固たる証拠です。万が一の備えも、自衛隊や自治体の一部は非常給水車を配備し、2重3重の上水利用不可能事を想定して設備投資し ています。東京都も浄水場に数百億かけて、オゾン装置をつけて、少しでも「上水を使ってくれ」 と多額の税金を投入して 上水利用の促進 をしているのが実情です。 前原大臣の中止は正論です。今はバブル経済ではありません。無駄な税金を一円たりとも使わないでください。

出典:Yahoo!知恵袋

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